シャフトは基本鉄でできていて
鉄の種類は無限にあるのだけれど クロモリ(SCM材)もその一つ
モリブデンが入っていることで粘りが出る
でも 熱処理しない場合は鉄は鉄 で同じです
モリブデンと炭素の含有量でもピンキリ
すごくいい工作機械に使われている(ごくわずかな種類であるが)ネジ
良い材料 良い熱処理 良い精度 締めただけで 分かるくらい違います
シャフトは卵に似ていると思う
生卵は落とすと割れる
温泉卵は落とすと微妙に割れて飛び散る
ラーメン屋の卵は絶妙に割れるが飛び散りにくい
かあちゃんのゆで卵は びくともしない 逆にジャンプする
鉄も同じで よく売っているのは 調質(熱処理)したシャフト
生鉄のちょっと硬くしたもの使ったタイプ
半削りで調質したちょっといいタイプ
全く熱処理していないもの 生
半削りで調質して焼き入れ焼き戻しの最高級品
鍛造品(ノーマルに多い)
たぶん一番よいのは かあちゃん が作ったゆで卵のような感じ
卵のもっている ポテンシャルを最大限に 引き出しているように思う
食べる事ではないのだが
基本調質材で作ったシャフトでは鉄の強さは 生よりはまし程度だと思う
芯円度に関しては よっぽどの素人が作らない限り 丸になります
話はそれますが
SR400/500のスイングアームシャフトは最高級の作りであると思う
たまに折れたって聞くけど チェーンの張り杉で 負荷かかりすぎて折れてると思う
基本折れる事は無いと思う最高級の造形美の純正品と思う